
監修者

株式会社日本提携支援 代表取締役
大野 駿介
過去1,000件超のM&A相談、50件超のアドバイザリー契約、15組超のM&A成約組数を担当。
(株)日本M&Aセンターにて、年間最多アドバイザリー契約受賞経験あり。
新規提携先の開拓やマネジメント経験を経て、(株)日本提携支援を設立。
後継者が見つからず事業の継続に不安を感じていたり、会社のさらなる成長のために新たな道を模索していたりする中で、「M&A」という選択肢を検討し始める経営者の方は少なくありません。しかし同時に、「M&Aは難しい」「失敗のリスクが高い」といった情報に触れ、実際の成功率やプロセスへの漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
日本提携支援(NTS)の相談現場では、「M&Aを検討しているが、実際どれくらいの確率で成功するのでしょうか?」というご質問を多くいただきます。M&Aの成功率は一概に語れるものではなく、表面的な数字だけでは見えない実態が存在します。
本記事では、M&Aの成功率の本当の意味から、失敗に陥りやすい共通の落とし穴、そして日本提携支援の豊富な経験と実績に基づいた、成功に導くための具体的な5つのポイントまで、中小企業の経営者様がM&Aを成功させるために不可欠な情報をお届けします。
【結論要約】
M&Aの成功率は一般的に30%前後と言われることが多いですが、これは最終契約に至った案件を指す場合が多く、交渉段階での破談を含めると実質的な成功率はさらに低いと考えるべきです。失敗の主な理由は、戦略の不明確さ、適切な相手探しや情報不足、デューデリジェンスの不徹底、専門家不在、交渉プロセスの不手際などが挙げられます。
M&Aを成功させるためには、明確な戦略と目的設定、信頼できるM&Aアドバイザーの選定、徹底したデューデリジェンス(DD)、オープンなコミュニケーション、そしてM&A後の統合(PMI)計画の事前準備が不可欠です。日本提携支援は、これら全てのプロセスにおいて、中小企業の経営者様の立場に寄り添い、最適なM&Aの実現を強力にサポートいたします。
M&Aの成功率の実態
M&Aの成功率は、多くの企業が関心を寄せるテーマでありながらも、その定義は必ずしも明確ではありません。一般的には、M&Aの成功率は30%前後と言われることが多いようです。これは、M&Aの検討を開始してから、最終的に売買契約が締結されるまでの確率を指すことがほとんどでしょう。しかし、日本提携支援の1,000件超の相談実績から見えてくるのは、この数字の背景にある実態です。
この30%という数字は、あくまで最終契約に至った案件を指しており、交渉の途中で破談になったり、そもそも案件化に至らなかったりするケースは含まれていません。M&Aのプロセスは非常に長く、情報収集から始まり、相手探し、条件交渉、デューデリジェンス(DD:企業調査)、最終契約、そしてM&A後の事業統合(PMI:Post Merger Integration)まで多岐にわたります。多くの経営者が、「M&Aの失敗割合は?」「中小企業のM&Aの成功率は?」といった疑問を抱えていることからもわかるように、M&Aの成功には不確実性が伴います。
M&Aの「成功」は、単に「契約締結」と定義するだけでなく、「事業承継による事業の継続」「従業員の雇用維持」「想定通りのシナジー効果創出」といったM&A後の目標達成まで含めて捉えるべきです。NTSでは、後者の「真の成功」を目指し、長期的な視点での支援を重視しています。
M&Aが失敗する主な理由
M&Aの成功率が低いと言われる背景には、多くの失敗要因が存在します。これらの理由を事前に把握し、対策を講じることがM&A成功への第一歩となります。NTSのM&A支援の現場でよく目にする、M&Aが失敗に終わる主な理由を具体的に解説しましょう。
戦略・目的の不明確さ
M&Aを進める上で、最も重要でありながら見落とされがちなのが、「何のためにM&Aを行うのか」という明確な戦略と目的の不在です。事業承継や会社売却を検討する経営者様が、自身の会社の将来や、M&Aを通じて達成したい目標が曖昧なままでは、最適な買い手を見つけることは困難でしょう。例えば、「中小企業のM&Aで失敗した例」の中には、目的が不明確なまま進めた結果、M&A後に想定と異なる結果を招き、事業が立ち行かなくなるケースも散見されます。NTSでは、初期段階で経営者様のビジョンや優先順位を徹底的にヒアリングし、M&Aのゴールを明確にすることから支援を開始します。
適切な相手探しと情報不足
M&Aは企業と企業、そして人と人の結びつきです。買い手と売り手の企業文化、経営理念、事業シナジーが合致しないと、M&A後の統合プロセスが円滑に進まず、失敗に繋がります。例えば、「M&Aマッチング」の場では多くの企業がリストアップされますが、表面的な情報だけで判断すると、思わぬミスマッチに陥るリスクがあります。NTSは、単なる企業の財務情報だけでなく、企業文化や経営者の人柄、事業の将来性まで見据えたマッチングを重視しています。
デューデリジェンス(DD:企業調査)の不徹底
買い手側がM&A対象企業の財務状況、法務、事業内容、人事などを十分に調査しないと、簿外債務や隠れたリスクを見落とし、M&A後に大きな損失を抱える可能性があります。デューデリジェンスは専門的な知識を要するため、「デューデリジェンスとは何ですか?」という基本的な理解から、その徹底した実行が求められます。「M&Aのデューデリジェンス費用はどちらが払うのですか?」といった費用に関する疑問も多く寄せられますが、費用を惜しんで調査が不十分になることは、後々の大きなリスクを招くことになります。
専門家不在、または専門家との連携不足
M&Aは税務、法務、財務、事業評価など、多岐にわたる専門知識と複雑な手続きが必要です。適切なM&AアドバイザーのサポートなしにM&Aを進めようとすると、法的な問題や税務上のリスクを見落としたり、不利な条件で交渉が進んでしまったりする可能性が高まります。NTSの経験では、特に中小企業の場合、専門家の知見を借りずにM&Aを進めようとして、結果的に時間とコストを無駄にしてしまうケースが後を絶ちません。
交渉プロセスの不手際
M&Aの交渉は、単に売買価格を決めるだけではありません。従業員の雇用、事業所の存続、経営統合後の体制など、多岐にわたる条件を擦り合わせる必要があります。感情的な対立や、一方的な条件提示は、双方の信頼関係を損ね、合意形成を阻害し、最終的な破談の原因となることがあります。NTSは、公平な立場で交渉をリードし、双方にとって最善の結果となるよう尽力します。
失敗を避けるための5つのポイント
M&Aは、中小企業の経営者様にとって、事業承継や会社のさらなる成長を実現する強力な手段となり得ます。NTSがこれまでに積み重ねてきた「15組超の成約実績」は、単なる運によるものではありません。M&Aの失敗要因を克服し、成功に導くためには、以下の5つのポイントを戦略的に押さえることが不可欠です。
明確なM&A戦略と目的設定
M&Aを始める前に、経営者様自身の「M&Aを通じて何を達成したいのか」という目的を具体的に言語化することが最も重要です。例えば、事業承継であれば「従業員の雇用を守り、取引先との関係を維持しながら事業を継続させたい」、成長戦略であれば「新たな技術や販路を獲得し、事業規模を拡大したい」など、具体的な目標を設定します。この目的が明確であればあるほど、適切なM&A相手の選定や交渉の軸が定まり、ブレることなくプロセスを進めることができます。NTSでは、まず経営者様との深い対話を通じて、真のニーズや潜在的な課題を深く掘り下げ、M&Aの目標を具体化するお手伝いをしています。
信頼できるM&Aアドバイザーの選定
M&Aのプロセスは複雑で専門性が高いため、信頼できるM&Aアドバイザーの存在は成功に不可欠です。「M&A仲介大手の4社はどこですか?」といった大手企業の知名度だけでなく、中小企業M&Aに特化し、地域密着型で経営者様の想いに寄り添ってくれるアドバイザーを選ぶことが重要です。アドバイザーを選ぶ際は、以下の点に着目しましょう。
・実績と専門性: 貴社の業界や規模での成功実績が豊富か。税務、法務、会計など、M&Aに不可欠な専門知識を持つ専門家と連携しているか。
・担当者との相性: 長いM&Aプロセスを共に歩むため、担当者との信頼関係は非常に重要です。
・手数料体系: 「M&A仲介手数料はいくらですか?」という疑問に対し、透明性のある説明と納得感のある料金体系を提示しているか。
NTSでは、単なるマッチングにとどまらず、M&Aアドバイザーとして交渉からクロージング、そしてM&A後の統合(PMI)まで一貫してサポートできる体制を強みとしています。
徹底したデューデリジェンス(DD)
デューデリジェンスは、M&A対象企業の真の価値とリスクを正確に把握するために不可欠なプロセスです。財務、法務、税務、人事、ビジネスなど、多角的な視点から詳細な調査を行います。「デューデリジェンスとは何ですか?」という基本的な理解を超え、潜在的なリスクや将来性を深く掘り下げることが重要です。NTSは、提携する各分野の専門家と連携し、表面的な情報だけでなく、企業の潜在的な価値や隠れたリスクまで見極める、徹底したDDを支援します。これにより、予期せぬトラブルを回避し、安心してM&Aを進めることが可能となります。
オープンかつ誠実な情報開示とコミュニケーション
M&A交渉において、売り手側は自社の強みだけでなく、弱みや潜在的なリスクも正直に開示することで、買い手との信頼関係を構築できます。買い手側も、M&A後のビジョンや意図を明確に伝えることで、売り手や従業員の不安を軽減できます。情報が不透明なままでは、不信感が募り、交渉が停滞したり破談に繋がったりするリスクが高まります。NTSが関与した多くの案件では、透明性の高い情報共有と定期的な進捗報告を徹底し、双方の懸念を早期に解消することで、円滑な交渉を実現しています。
M&A後の統合(PMI)計画の事前準備
M&Aは、契約締結がゴールではありません。買収後の事業統合(PMI)をいかにスムーズに進めるかが、M&Aの真の成功を左右します。文化の融合、人事制度の統合、システム連携など、事前に具体的な計画を立てておくことが重要です。PMIを疎かにすると、M&Aで期待されたシナジー効果が得られず、かえって企業価値を損ねる結果になりかねません。「会社売却タイミング」を検討する際も、PMIまで見据えた総合的な戦略が肝要となります。NTSでは、M&Aの交渉段階からPMIを見据えたアドバイスを行い、契約後も統合プロセスが軌道に乗るまでサポートを継続する体制を整えています。
日本提携支援ならではの視点
M&Aは、経営者様にとって人生をかけた大きな決断です。特に地域の中小企業の場合、その事業は経営者様の人生そのものであり、従業員の方々の生活にも直結します。NTSは、単なるM&A仲介会社とは一線を画し、経営者様の想いや企業文化、従業員の皆様の未来まで深く配慮したM&A支援を徹底しています。
私たちは、「M&Aアドバイザーの年収はいくらですか?」といったアドバイザー側の視点ではなく、常に経営者様の立場に立ち、最適なM&Aの形を共に創造します。NTSは、これまで多くの地域中小企業の経営者様と共に、M&Aを通じた最適な未来を創造してきました。特に、中小企業のM&Aでは、大手企業のような画一的な手法ではうまくいかないケースが多々あります。私たちは、経営者様の想いや従業員の方々の生活まで深く配慮し、オーダーメイドのM&A戦略を提案しています。
日本提携支援が手掛けるM&Aは、単なる企業の売買ではなく、人と人、企業と企業の新しい絆を紡ぐものです。だからこそ、表面的な条件だけでなく、両社の文化や理念の適合性まで深く踏み込んだコンサルティングを徹底しています。これが、私たちが「15組超の成約実績」を積み重ねてきた理由の一つです。M&A後の事業が真に発展し、関係者全員が幸せになれるような「Win-Win」のM&Aの実現こそが、NTSの使命であると考えております。
まとめ
M&Aの成功率は一見低く見えるかもしれませんが、それは適切な知識と信頼できるパートナーがいれば、乗り越えられる課題ばかりです。M&Aは、後継者問題の解決、事業の成長加速、新たな挑戦など、中小企業の経営者様にとって、未来を切り拓く強力な選択肢となり得ます。
日本提携支援は、M&Aの成功への道筋を、経営者様と共に丁寧に作り上げていく専門家集団です。M&Aに関するあらゆる不安や疑問に対し、豊富な経験と専門知識で最適な解決策をご提案いたします。
M&Aをご検討される際は、ぜひ日本提携支援にご相談ください。経営者様の想いを大切にし、成功へと導くM&Aをサポートさせていただきます。
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