インタビュー:未知株式会社 代表取締役CEO 下方 彩純 氏 × 株式会社日本提携支援 齋藤あきむ(事業開発・広報担当)
下方 彩純 氏
2007年に株式会社フリープラスを代表と共同創業。コンサルタントとしてもSEO・コンテンツマーケティング領域で約数百社のコンサルに従事。その他、地方創生のメディア、マーケティング・リサーチビジネスの立ち上げを経験。売上40億、200名規模の組織成長を果たし、2017年にコンテンツマーケティング×PR=ファンマーケティングを軸として未知株式会社を創業。
現在は、ファンマーケティングに囚われず、MVVコンサル、コーポレートブランディングサイト制作、採用オウンドメディア構築支援などを軸に企業の魅力を最大化するコーポレートコーディネート事業を展開し、独自の「ポテンシャル採用」の普及にも注力している。
■経営者の“頭の中”をコンテンツに変える――未知株式会社のミッション
齋藤:今回はありがとうございます!まずは改めて、下方さんが代表を務める未知株式会社の事業内容についてお聞かせください。
下方氏:ありがとうございます。私たちは「企業の営業課題と採用課題を、マーケティングとブランディングを活用し、コンテンツ制作で解決する会社」です。代表や経営層の“頭の中”を言語化・構造化し、それをWEBサイトや採用サイト、インタビュー記事、ドキュメンタリー風動画など、さまざまなコンテンツに落とし込んで発信しています。
齋藤:まさに“経営者の想いや考えを可視化する”会社ですね。どういった背景で、この事業に至ったのでしょうか?
下方氏:創業はコンテンツマーケティング支援がメインで、15年近くクライアントの新規顧客を集客するWEBマガジンを構築・運営してきたんですが、営業や採用の現場で「伝えるべきことがサイトに載ってない」「人は欲しいけど社風が伝わらない」みたいな課題に多く直面して。その多くが、経営者の中には答えがあるのに、アウトプットされていないのが原因でした。
齋藤:まさに私たちも、事業承継やM&Aの相談を受ける中で、経営者の方の想いが“伝わっていない”ことのもったいなさを日々感じています。だからこそ、下方さんが“伝わる形”をつくってくださることの価値を強く感じています。
下方氏:ありがとうございます。まさにそこが、日本提携支援さんとの連携におけるシナジーですね。M&Aという経営の大きな節目を迎えるにあたって、「どこに相談していいか分からない」「誰を信じていいか分からない」という経営者のために、入り口の“設計”をされている。私たちは出口の“演出”を担う立場として、課題に取り組む順序や意思決定の整理をサポートしています。
■共鳴した「中立性」と「本質的な支援」—ブランディングの視点から見た提携の意義
齋藤:日本提携支援とご一緒いただくに至ったきっかけや、どんな点にシナジーを感じていただいたのかを伺いたいです。
下方氏:まず大きかったのは、大野さんの人柄ですね。M&A業界には強引な営業や数字至上主義のイメージがつきまとう中で、大野さんは誠実さと、社会的な課題意識をもってこのビジネスに向き合っておられると感じました。「どこに相談していいかわからない」という経営者のリアルな課題に対して、単に売却先を探すのではなく、“中立的な相談窓口”として本質的な支援をされている点が信頼できると感じました。
齋藤:ありがとうございます。私たちは、M&Aという言葉の敷居の高さをできるだけ下げていきたいという想いがあります。
下方氏:それに加えて、日本提携支援さんの事業モデルにも非常にシナジーを感じました。私は、企業の代表や創業者の「頭の中」を言語化し、ブランディングや採用・営業面での課題を解決する支援をしています。多くの企業は、真の価値を社外に正しく伝えきれておらず、それが事業承継やM&Aの妨げになることもある。提携支援さんが中立的な立場で企業価値の整理を支援されている点は、まさに私たちの提供価値とも重なる部分があり、ここにご一緒する意味があると感じたんです。
齋藤:ブランディングの観点から「企業の見え方」を整えるという支援と、私たちの「適切な比較・検討機会をつくる」という取り組みは、確かに接点が多いですよね。
下方氏:そうなんです。事業承継やM&Aのフェーズでは、財務や法務だけでなく「企業としての物語」も買い手に伝わるよう整える必要があります。その中で、ブランディングとM&A支援が連携することの重要性を強く感じています。
■ M&Aの「フラットな窓口」という新しいカタチ
齋藤:実際に知人経営者さんの事業承継のご相談でも弊社をご紹介いただきましたが、身近な経営者の方にM&Aの話をする時、どんな反応がありますか?
下方氏: その知人経営者もそうだったんですが、「M&A会社って、相談する時点でほぼ売る前提なんでしょ?」という先入観がある。ハードルが高いというか、相談する相手も限られるし、「いきなり決断を迫られそうで怖い」と思ってしまう経営者も多いと思います。でも、日本提携支援さんは“保険の窓口”のようにフラッと行けて、友達に話す感覚で相談できる。それがすごくいいと思ってます。
齋藤: まさにそこを目指しています。よく「M&Aってどこに相談したらいいか分からない」と言われるので、フラットな入口としての役割を果たしたいです。
下方氏: しかも、生成AIでは出てこないような事例や、現場目線のリアルな話をしてもらえるのがいいんです。相談者の視野も広がるし、最終的に決める判断軸も整う。ご紹介した知人も、「内容がわかりやすかった」と言っていました。
齋藤:下方さんのような信頼関係のあるパートナー企業さんから「まずは話だけ聞いてみたら?」と自然な形でお話をいただけるのは、私たちにとっても大きな力です。
下方氏:僕、大阪人なんで「自分の顔が潰れる紹介は絶対にしたくない」んです(笑)。だからこそ、信頼できる相手でないと繋げられない。でも日本提携支援さんなら、事業モデルも誠実で、何より人がいい。若手だけど芯があって、すごくバランス感覚があるなと思っています。
齋藤:恐縮です…!経営者の方々と接する際、年齢や立場に関係なく“誠実さ”を伝えられるように努めているので、そう言っていただけてとても嬉しいです。
■ 地方の事業承継を“リブランディング”から支える連携へ
齋藤:今後、一緒に取り組んでいきたいことはありますか?
下方氏:地方の企業さんの「事業承継 × リブランディング」はまさに一緒にやっていきたいテーマです。売却前に、ブランディングやマーケティングを整理することで、会社の価値向上が期待できる。日本提携支援さんのネットワークと、うちのコンテンツ制作力をかけ合わせれば、かなり面白いことができると思っています。
齋藤:実際、今もいくつかの企業さんでそういう話が出てきています。地方の事業承継って、設備や財務だけでなく「見せ方」も含めて支援が必要ですよね。
下方氏:そうですね。ホームページにも事例が載ってなかったり、採用サイトが募集要項だけだったりする会社も多いんですよ。せっかくの魅力が伝わってないのはもったいない。だから僕は、社長の“頭の中”を引き出して、形にすることを大事にしています。
■ 中小企業の未来を、言葉と仕組みで繋いでいく
齋藤:紹介パートナーとして、どんな経営者に弊社を紹介したいと思われますか?
下方氏:「将来何かしなきゃ」と思いながら、まだ具体的に動けていない経営者さんです。プレアドバイザリーのようなサービスがあると、最初の一歩を踏み出しやすい。経営者って相談できる相手が本当に少ないからこそ、フラットに話せる提携支援さんの存在は大きいと思います。
■ 応援メッセージ:「もっと強気にPRしてもいい」
下方氏:正直、日本提携支援さんの事業はめちゃくちゃいいビジネスだと思っています。ただ、新しいサービスだからこそ、まだ知られていないのがもったいない。もっとPRして、登壇して、「M&Aってこうあるべき」と主張していっていい。社会的な意義もあるし、社員さんにもその想いは必ず伝わるはずです。
齋藤:ありがとうございます。5期目はまさにそうした発信を増やすフェーズに入っているので、身が引き締まる想いです。これからもぜひ、一緒に中小企業の未来を支えていければ嬉しいです!
下方氏:こちらこそ、引き続きよろしくお願いします!
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